トップメッセージ

 
株主・投資家の皆さまには平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。 

当社は、事業を通じて人・社会・地球に貢献し、世の中から常に必要とされる存在となることを目指して、2040年度のありたい姿として「Vision 2040」を掲げています。その実現に向け、2024年度から2027年度までを基盤構築期間とする中期経営計画を推進し、持続的成長と企業価値向上に取り組んでおります。

地政学リスクや通商・関税問題の長期化、電動化・知能化の進展、人手不足、原材料・エネルギーコストの上昇などにより、事業環境の不確実性は一層高まっています。こうした中、自動車業界は変化への対応にとどまらず、日本の自動車産業全体としての国際競争力強化がこれまで以上に求められており、当社では、「変化を競争力に変える」という方針のもと、「商品主導の成長」と「経営体質の変革」を両輪として取り組んでおります。 

「商品主導の成長」では、樹脂の役割が軽量素材から価値創出の中核へと大きく変化する中、「環境対応」・「軽量化」・「高機能化」・「コスト競争力の強化」の4つを重点領域とし、技術力・量産力を活かした商品開発を推進しています。あわせて、OEMとの連携を深化させた価値創造型の商品づくりにより、売上単価と採算性の両立を図り、収益性の高い成長基盤の構築を進めています。 

また「経営体質の変革」においては、事業・収益構造の変革を進め、高付加価値な製品にシフトすることによる利益率の向上に加えて、AI・DX活用や業務改革、生産領域における一体改革を通じて収益力の強化を図り、外部環境の変化を競争力へと転換できる事業構造の構築を目指しております。

資本政策では、資本効率を重視した経営の観点から株主還元方針を見直し、配当はDOE4.0%を下限、連結配当性向40%程度を目安とするとともに、自己株式取得も適宜実施していきます。

これからも、「商品主導の成長」と「経営体質の変革」を着実に推進し、商品力・収益力の強化と資本効率の向上を図ることで、中期経営目標である売上高1,800億円、営業利益率7%、ROE9%の達成を目指してまいります。

 

2026年6月19日